皆様からお寄せいただいたコメント第3弾
山下敦弘(映画監督)『『のんちゃんのり弁』というタイトルの下、のんびりとした空気で進んでいく中、主人公が最後に流す涙を見て、この映画はギリギリで必死な一人の女の切実な物語なのだと気づかされました。』
松江哲明(映画監督)『『男はつらいよ』と同時上映される「もう一本の映画」にあったいい匂いがした。思わず見つけちゃった宝物のような『のんちゃんのり弁』は、心の中にそっと大切にしたい気もするけど、そんなん言ったら小西真奈美に劇中同様パンチされちゃいそうなので、たくさんの人にもあの美味しさが届きますように。』
秋元順子(歌手)『下町人情に支えられながらも、人生のターニングポイントを見つけるのは、やっぱり「自分力」でしかない。
ハートフルムービーの中に強いメッセージを感じる映画でした。』
コウケンテツ(料理研究家)『母の強さ+母のやさしさ+母の愛情+ときどき涙=おいしいお弁当 いつだって、どんなときだって。』
横浜聡子(映画監督)『私も小巻さんと同じ31歳です。31だろうが子持ちだろうが、自分自身への違和感にひたすら忠実な小巻さんの生き方は、見ていてちょっと恥ずかしく、不安になりました。ただ、小巻さんの作る弁当はいつも本当に美味しそうでした。そして、彼女の不器用で真っ直ぐな奮闘っぷりに導かれ、私は心で叫んでました。31歳「女子」をなめんな!』
向井康介(脚本家)『いかつい熊のような顔した緒方監督がこんなに優しい映画を作るなんて! 嬉しい驚きでした。久々に混じりっけなしの“日本映画”を見た思いです。』
牛窪恵(マーケティングライター/「草食系男子のトリセツ」著者)『たかがお弁当、でも愛を込めて作り続ければ、人は必ず成長する!そのことを、のんちゃんのママ・小巻の笑顔が教えてくれた。お母さんも未婚女性もバツイチママも、“自立”のために今日からのり弁を作ろう!草食系の「弁当男子」に負けるな!!』
田中紀子(月刊誌「東京人」副編集長)『キラキラ橘商店街を舞台に、平成の「下町の太陽」のような小巻のひたむきな姿と笑顔、そして手作り料理の数々が、殺伐とした現代においてやさしい気持ちにさせてくれます。』
入江喜和(原作者)『この原作の漫画を描いていた15〜6年前、私は漫画家として認められたくて、ただひたすら暑苦しくもがいておりました。そのときの自分の内面がかなり色濃く投影された主人公・小巻と「のんちゃんのり弁」は私にとって痛恥(いたは)ずかしい一編ですが、職人さんのように一刻な緒方明監督の手腕と小西真奈美さんの水のような透明感により、小巻はひたむきで愛すべきヒロインに、本編はちょっとせつないけど元気の湧きでる珠玉作に仕上がっており、エンドロールでは思わず落涙しそうになりました。』
香川照之(俳優)『「都内で撮影しているはずなのに、なぜ全て田舎の景色に見えるのだろう。現代の物語であるはずなのに、昭和の匂いがするのはなぜだろう。男くさい話に舞い戻ると思えた緒方明の長編第三作は、またもやしなやかな女性の物語だった。小西真奈美が、岸部一徳の小料理屋で、自然に手伝い出してしまうシーンが好きだ。責任を持って強く前に進もう、そう思える明日がここにある。 お帰り、緒方明。」』
新藤兼人(映画監督)『新鮮な一撃 情緒的描写をさけ、乾いた目で人間ドラマを追及する。おかしくもあり、鋭くもあり、おもしろくもある。若々しい新鮮な青年作家の一作。』
柳家さん喬(落語家)『のっぺりして何も語らない、それでいてまったく邪気のない、ぷっくりとした子供の手。そんな手がいつしか夢を追い求め、何かをしっかりと握りしめる大人の手に変わる。そんなきざしを感じる映画です。 何が大事なのか、何をしたいのか、求めても分からない時、ふと見た自分の手が教えてくれた!』大森一樹(映画監督)『僕らの大好きだった日本映画はいったいどこに行ってしまったのだろうと感嘆の今日この頃、『のんちゃんのり弁』を見て、「あっ、こんな所にいたんだ」と思った。この映画には、僕らが敬愛してやまないかつての日本映画にあった市井の人々の営み、バイタリティ、笑いと哀しみがつめこまれていて、久々に僕らの日本映画を見た気がした。』
阪本順治(映画監督)『ギリギリ、スレスレ、ヒヤヒヤの生活を送る皆さん、皆で彼女に会いに行きましょう。きっと、ソワソワ、ウズウズ、ホクホクします!』
廣木隆一(映画監督)『緒方監督の撮る女性の背中にゾクッとくるのはいつもの事ですがハッピーでパンチ(!)の効いた喜びにあふれた映画だと思いました。』石井聰亙(映画監督)『小巻の作るお弁当も、師匠「ととや」の居酒屋料理もバツグンにオイシそうで、ダメ亭主範朋のように思わずつまみ食いしたくなる。手作りの味を醸し出す役者陣のアンサンブルが素晴らしい。』
若松美穂(主婦・ライター)『食って人と人をつなげる力があるんですね。1つのお弁当で会話が広がったり、交流する人が増えたり、ホッとしたり、笑ったり。のり弁、つくりたくなりました。』